こんにちは、「ぷろぐらの森」です🌱
今回ご紹介するのは、子どもたちが楽しくプログラミングを学べるツール、Scratch(スクラッチ)です。
プログラミングを始めたばかりのお子さんにもぴったりで、世界中の小学生・中学生に親しまれています。 この記事では、Scratchの特徴や使い方、始め方、保護者の方ができるサポート方法まで、わかりやすくご紹介します。
Scratchとは?
Scratch(スクラッチ)は、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボが開発した、
子ども向けの無料プログラミング学習ツールです。
2007年の公開以来、全世界で数千万人以上のユーザーが利用しており、日本語を含む70以上の言語に対応しています。
特徴は、「ブロックを組み立てるだけでプログラムが作れる」という点。難しいコードの文法やタイピングスキルが不要なので、小学生でも直感的に扱うことができます。
学習アプリとしての完成度も高く、学校の授業でも活用されている実績があります。
ブロック式ってなに?Scratchの特徴
Scratch最大の特徴は「ブロック式プログラミング」。
● ブロックを組み立てるだけでプログラムが完成
- 命令が書かれたカラフルなブロックを、ドラッグ&ドロップでつなげるだけでプログラムが動きます。
- 「○歩動かす」「○秒待つ」「音を鳴らす」など、具体的な命令がブロックごとに明示されていて、視覚的にも理解しやすいです。
● 文法ミスが起こらない
- タイピングではなくブロックの組み合わせなので、スペルミスや記述ミスがありません。
- 初心者がつまずきやすい”エラーとの戦い”がないので、挫折しにくい構造になっています。
● 多機能で発展性が高い
- 動きや音、変数、条件分岐、ループなど本格的な要素もあり、初学者から中級者まで長く使えます。
- 拡張機能を使えば、Webカメラやセンサーと連携させることも可能です。
Scratchでできること
Scratchを使えば、子どもたちは次のような楽しいプロジェクトを自分で作れます:
🎮 ゲームづくり
- 例:ジャンプアクション、迷路ゲーム、的あてゲーム
- スコア機能や障害物の生成など、ゲームの基本要素を体験できます
🎬 アニメーション
- キャラクターを動かしてストーリーを作成
- 効果音や背景の変化でオリジナル作品を演出
🎵 音楽・メディアアート
- 音を鳴らす、ボタンを押すと効果音が出る仕組みなど
- 音楽を組み合わせたアート的な表現も可能
🧠 学校の学びと連動した作品
- 理科の実験シミュレーションや算数クイズを作るなど、教科の復習や発展学習としても活用できます。
子どもたちの想像力次第で、Scratchの世界は無限に広がっていきます。
Scratchの始め方(導入方法)
✅ ステップ1:Scratch公式サイトにアクセス
- https://scratch.mit.edu/
- 日本語にも完全対応しており、表示言語の切り替えも簡単です。
✅ ステップ2:アカウント登録(任意)
- 作品を保存・共有したい場合はアカウントを作成しましょう。
- メールアドレスとユーザー名があれば、数分で作成可能です。
- アカウントがあれば、他のユーザーの作品を見たり、コメントを投稿したりもできます。
✅ ステップ3:作品を作ってみる
- トップページの「作る」ボタンからエディターを開きます。
- キャラクター(スプライト)を選び、動かしたいブロックを画面左のカテゴリから選択。
- ドラッグ&ドロップで中央のスクリプトエリアに配置し、右側で動きを確認しましょう。
Scratchを使うメリット
🔸 プログラミングの基礎を体感できる
- 変数、繰り返し(ループ)、条件分岐、イベント、メッセージなど、後の本格的なプログラミングに必要な考え方が身につきます。
🔸 表現力・創造力が育つ
- 自分でキャラを描いたり、音を組み合わせたり、ストーリーを作ったりできるため、”ものづくり”の面白さが自然と養われます。
🔸 共有とコミュニティが活発
- 世界中のユーザーと作品を見せ合い、刺激を受けることができます。
- 「いいね」や「リミックス」機能で子どもたちが自然に学び合える環境です。
保護者ができるサポートポイント
🔹 一緒に使ってみる
最初は子どもと一緒に遊ぶ感覚で使ってみましょう。 「ネコを歩かせてみよう」など、簡単な目標から始めると、子どもも楽しく学べます。
🔹 興味を広げる声かけ
「どうしてこうなるの?」「こんなふうにしたらどうなる?」など、興味を引き出す質問が効果的です。
🔹 成果を見て褒める
「すごい!」「よくできたね!」という一言が自信につながります。 SNSなどで作品を紹介しても良いでしょう。
🔹 わからないときは一緒に調べる
完璧に教えられなくてもOK。わからないことは一緒に検索しながら考える姿勢が子どもの成長に繋がります。
Scratchは学校教育にも導入されている
文部科学省の学習指導要領でも、「プログラミング的思考」を育てることが重視されています。
実際、小学校の授業でもScratchを使った実践が増えています。
また、私立中学やプログラミング教室では、入門教材としてScratchが活用されています。 ゲーム感覚で学べる点が、特に低学年の子どもにも受け入れられている理由です。
まとめ:Scratchは子どもに最適な“はじめの一歩”
プログラミングを初めて学ぶ子どもにとって、Scratchはまさに最適なツールです。
遊びのように学びながら、論理的思考力、創造力、問題解決力が育ちます。
保護者の方も一緒に楽しみながら、子どもの可能性を広げるきっかけにしてみてください。
「ぷろぐらの森」では、今後もScratchで遊びながら学べるアイデアやサンプルコードをたくさん紹介していきますので、ぜひチェックしてくださいね!
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