こんにちは、「ぷろぐらの森」です🌳
今回は、実際にゲーム会社の中の人として登壇した際に保護者の方からもよくいただく質問、
「プログラミングとプログラムってどう違うの?」
「プログラミングを学ぶと子どもにどんな力が身につくの?」
というテーマでお話しします。
これからプログラミングを学ばせたいと考えている保護者の方にとって、
ぜひ知っておきたい内容をわかりやすく解説します!
プログラムとは?
まず「プログラム」からお話しします。
プログラムとは、コンピューターに対する“命令のセット”のことです。
私たちが普段使っているスマホアプリ、ゲーム、Webサイトなど、 あらゆるものはこの「命令の集まり」で動いています。
たとえば、ゲームの中でキャラクターがジャンプするのも、
jump();
という命令(プログラム)があるからこそ動きます。
つまり、プログラムは「動かす内容そのもの」です。
プログラミングとは?
それに対して「プログラミング」とは何か?
プログラミングとは、プログラムを書く行為・作業のことです。
つまり、プログラムという”命令文”を考え、順番に書き、 コンピューターが理解できる形で組み立てること。
この作業全体を「プログラミング」と呼びます。
たとえば、料理にたとえると、
- レシピ(プログラム) = 何をどの順でやるか書かれたもの
- 料理する(プログラミング) = 材料をそろえて調理する行為
このような関係性です。
子どもがプログラミングを学ぶと身につく力
プログラミングは「パソコンでコードを書く技術」だけではありません。
その過程で、さまざまな能力が自然と身についていきます。
1. 論理的思考力(ロジカルシンキング)
「どうすればうまく動くか?」「順番は正しいか?」など、 ものごとを筋道立てて考える力がつきます。
これは算数や国語、さらには社会生活の中でも必要な力です。
2. 問題解決能力
バグ(エラー)が起きたとき、「どこが間違っていたのか?」を探し、 自分で考え、直す経験をくり返します。
この経験は、学習や将来の仕事のあらゆる場面に役立ちます。
3. 想像力と創造力
ゲームを作る、Webページをデザインするなど、 “自分の考えたことをカタチにする”体験を通して、 子どもたちの創造力がぐんぐん伸びていきます。
4. 粘り強さ・集中力
うまくいかないこともたくさんあります。
でもそれを「どうやったらできるようになるかな?」と考える時間が、 自然と粘り強さや集中力を育ててくれます。
プログラミング教育は受験にも将来にも役立つ?
実は、プログラミングは文部科学省の指導要領に基づき、 小学校〜高校まで必修化されています。
中学入試に「情報」や「論理的思考力」を問う問題も増えており、
受験対策としてもプログラミングの経験は強みになります。
さらに、高校では「情報 I」が共通テスト科目に加わり、 大学受験でも無視できない存在になってきました。
もちろん、将来IT系に進まなくても、 どの分野でも必要とされる”思考力”や”問題解決力”が身につくという意味で、 非常に価値の高い学びです。
プログラミングは遊びから始めてOK!
最初から難しいことをやらなくても大丈夫です。
むしろ、遊びながら学ぶほうが子どもには向いています。
たとえば、
- ブロックを組み立てるようにコードを書く「Scratch」
Scratch(スクラッチ)とは?子どもでも遊びながら学べるプログラミング教材 - ロボットを動かしてみる「プログラミングトイ」
- Webで動く「PHPでメッセージ表示」などの簡単な命令
などから気軽に始められます。
保護者が知っておくと安心なこと
「自分はパソコンやプログラミングが苦手だから…」という保護者の方でも大丈夫。
お子さんに大切なのは、「一緒に楽しんでくれる大人がそばにいること」です。
- 「すごいね!」「できたね!」と声をかける
- わからないときは「一緒に考えてみよう」と向き合う
- 教えすぎず、見守る
それだけで、子どもはどんどん自信をつけて成長していきます。
まとめ:今こそ「プログラムに触れる体験」を
プログラムとプログラミングの違いがわかると、 「なにを学ばせたいのか」が明確になります。
そして、プログラミングを通じて得られるのは、 ただのパソコンスキルではなく、「生きる力」です。
もし迷っているなら、今日からちょっとだけ、 「ぷろぐらの森」の記事や、簡単な教材を一緒に見てみてください。
きっとお子さんの「目がきらり」と光る瞬間が見られるはずです🌟
今後もこのブログでは、
- プログラミング学習に役立つ情報
- 子ども向けの簡単なサンプルコード
- ご家庭でできる教材・練習方法
などをやさしく紹介していきます。
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